O157に関してみその安全性について、
1997年に社団法人中央味噌研究所が財団法人日本食品分析センターに委託して行なった試験データを報告します。
試験の結果では、みその中ではO157は増殖できず、徐々に死滅することがわかりました。
製造工程や製品包装時に、みそにO157が混入することはまず考えられませんが、
仮に万が一混入したとしても、発酵醸成の過程や常温での流通過程において死滅し、
また、家庭や飲食店などで開封後に汚染されたとしても、
みそ汁では調理過程における加熱で死滅するため安全であるといえます。
1.製造工程の仕込時に混入したとしても、
発酵醸成過程において20〜30℃の温度を長期間経るため、菌は死滅する。
2.製品包装時に混入しても、流通時の時間や温度などを考慮すると、
容器包装を開封した時点でO157が生存していることは考えられない。
3.家庭で開封されたものが、保存期間中に汚染されるようなことが有っても、
75℃、1分で完全に死滅するのでみそ汁を摂取したことによって
O157の被害が発生することはありえない。