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ただでさえ暑い夏は、長時間、火の前にたたなければならないような調理法は、敬遠したいもの。
そこで、思い付くのがパッと短時間でできる炒め物。
しかも炒めるといえば、いろいろな素材を数多く組合わせることができますから、栄養的にも合格。
しかも、適度な油をとることは、夏バテ予防にも効果があると言われますから、
まさに、一石二鳥。
暑い夏の食卓には、ぜひとも炒め物を取り入れたいものです。
でもここで、聞こえて来そうなのが、「暑くてフラフラするような頃には、
胃腸も疲れてしまっているので、とても油っこい炒め物なんて食べられないわ」言う声。
これもまた、一理あって、食卓を預かるものとしては悩んでしまうところです。
そんな時に思い出していただきたいのが”みそ”。
みそといえば、何となく夏向きではないと思っていらっしゃる方も
あるかもしれませんが、もちろん夏にも重宝します。
たとえば、この炒め物にしても、みそを使えば、その香ばしさで食欲をそそりますし、
みその持つ吸着力が油に働いて、油っぽさを緩和します。
よく、見るからに油っこそうな料理でも、みそで味を調えれば、
その油っぽさが気にならないのはこのみそが持つ吸着力のせいなのです。
油をふんだんに使う中国料理、特に炒め物でみそがよく使われるのも、
こんなみその効果を利用したものなのです。
<クッキングメモ>
みそを炒め物に利用するには、
1.前もってみそを、その他の調味料や水、スープと混ぜ合わせて、合わせ調味料を作っておくこと。
2.手早く短時間で炒めるようにすること。
がポイント。
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