十二種雑穀味噌

「身土不二」の精神
十二種雑穀味噌とは、白米、赤米、黒米、もち米、大豆、黒大豆、小豆、大麦、ハトムギ、アワ、キビ、ヒエ、からなる12種類の雑穀が含まれている味噌です。
雑穀の特徴を生かしながら、苦みや渋みを抑えた配合を発見しました。
この配合がバランスのとれた味を作り出しています。
また雑穀を使用することで体にやさしい味噌となっています。
製品へのこだわり
昨今、雑穀がブームとも言える広がりを見せています。
その理由としては、雑穀の持つ様々な力が認識されてきたことによると思っております。
世界各地には、様々な種類の穀物があります。そこで、私ども日本味噌は、 身土不二(しんどふじ) の考え方を基本として、原料を選択しました。それは、日本列島に古来より栽培されていた穀物こそが、日本人の体を形成し、文字通りの骨格となっている。
その穀物を原料として、味噌を造ろう。ということです。
雑穀エキスパートで味噌製造技能士1級(厚生労働省認定)の小俣光正が中心となり、社内の雑穀エキスパートたちの意見と様々な資料を基に幾つかの具体的な穀物名を導き出しました。
- 古事記に記載されている穀物: 稲、粟(アワ)、麦、小豆(あずき)、大豆
- 日本書紀に記載されている穀物: 粟、稗(ヒエ)、稲、麦、大豆、小豆
- 東アジア発祥と考えられている穀物: 稲(日本型)、ヒエ、ハトムギ、ソバ、大豆、小豆
(日本雑穀協会資料より)
そして、白米、赤米、黒米、もち米、大豆、黒大豆、小豆、大麦、ハトムギ、アワ、キビ、ヒエの十二種類を選択しました。
味へのこだわり
雑穀と一口に言っても、様々な特徴があります。味だけを見ても、渋みのあるものや、ほのかに甘いものなど多種多彩です。
体に良いものは、継続して食べることにより、良い効果が出るはずです。
毎日、おいしく食べて、体に良ければ、これに越したことはありません。
おいしい雑穀味噌にするために、弊社の味噌製造技能士たちが集まり、原料配合、麹造り、豆の炊き具合、熟成方法などを経験と知識に基づいて意見を出し合い、数多くの試験醸造を行い、ベストのものを選びました。
品質へのこだわり
ここ数年、食品業界は品質・衛生管理に対し、厳しい視線に晒されています。
弊社は、長年数多くの加工メーカー様や飲食チェーン様などとの取引を通じて、食品のプロの評価を得ております。
工場の完全密閉化をはじめ、トレサビリティ、HACCP手法などの品質・衛生管理体制を整えております。
もちろん、仕組みは出来ていても一番大切なことは、人の心です。
全従業員が、「お客様の口に入るもの」を造っているという意識を持って製造にあたっています。
職人としてのこだわり
ご存知のように味噌は発酵食品です。
我々製造者は、全ての段取りを終えてからは、麹菌をはじめとする細菌や酵母によって良い発酵が進むように、環境を整えることしか出来ません。
しかし、そこまでの過程において、良い製品になるように出来る限りの努力をしております。
そのためには、製造に関わるすべての工程で、状況に応じた判断が必要な場合があります。
弊社では、味噌製造技能士が各工程ごとに、その経験と知識を生かして、より良い発酵熟成が行われるように、発酵環境整備を始め様々な努力をしております。
製品情報

- 1kgカップ入り
- 原材料: 大豆(遺伝子組換えでない)、大麦、白米、黒大豆、小豆、赤米、黒米、もち米、ハトムギ、アワ、キビ、ヒエ、食塩 ※ 全て国産原料
- 賞味期限: 6ヶ月
※日本味噌「十二種雑穀みそ」は、全て国産原料を使用し、無添加・天然醸造にて、製造を行っています。 お客様のお手元に届いた後も、発酵熟成は進んでおり、着色や味の変化が続きます。おいしく召し上がっていただくために、開封前、開封後に関わらず、10℃以下で保存をいただくことをお勧めします。
